MomoEndeの日記

日記のような、日々の出来事のメモ帳

席を譲る難しさ

私は、バスや電車で席を譲るのが苦手である。

 

まず、他人に突然声をかけるのにある程度の勇気がいる。

 

そして、声が小さいので伝わらないこともある。

(怪訝な顔をされたり、「この人、降りないのになぜ立ったの?」みたいな反応されたり)

 

また、3回に1回は固辞される。

(「すぐ降りるから大丈夫よ」と断られることが一番多い。でもどちらかが降りるまでなんだか気まずい気分になる)

 

なので、大勢の人が乗ってくる駅やバス停に停車するときには、先に席を立って空けておくこともある。

 

無駄な心理戦をしているようでけっこう気持ちが磨り減るので、乗った時点で空席が無い時の方がありがたい気持ちになることもしばしば。

まあ、仕事帰りなんかは疲れているので座りたいとも思うのだけれど。

 

 

いつだったか、大荷物を抱えた若い女性に席を譲ろうとしたが、「大丈夫です、すぐなので」と固辞された。

すると次の停留所で別の席が空いた。

しかし女性は座らない。

私の言葉を固辞した手前、座りづらいのではないか…と、なんだか申し訳なくなった。

そしてやはり、その方が降りるまで気まずい気分ですごした。

 

「座った方が楽だから、譲りたい」という好意と、「せっかく先に座っているのに、申し訳ない」という好意の、せめぎ合いというか、駆け引きというか、初対面の他人同士だからこその難しさをいつも感じている。